鬱のやつが筋トレして生まれ変わった話

初めまして、こんにちは。今年も残すところ一月となり、一年を振り返る時期になってきましね。ということで私も、一年を振り返りブログにまとめようと思い、記事を書くに至りました。

 

とりとめのない自分語りとなります、予めご了承ください。

 


 

鬱になる

鬱病とは心の風邪。この表現は全くその通りだと思います。

鬱病になるには様々な理由があると思いますが、だいたい人間が風邪を引く理由と同じようなもんだと思います。 例えば、産まれながら体が弱く風邪を引く人もいれば、体を冷やして風邪を引く人もいる、そして睡眠不足や栄養不足で風邪になる人もいますよね。 鬱になる理由も同じようなもんで、産まれながら鬱になりやすい性格してる人もいれば、心を冷やしてしまって鬱になる人もいるし、睡眠不足で鬱になる人もいるわけです。 ここで私が言いたいのは、鬱病心の風邪なのだから、誰にもなる可能性があるということです。(まあ人によってなりにくい人はいるんでしょうが)

ということで私は今年の2月の終わりぐらいに鬱状態になりました。 原因としては2つぐらいあります。

1. 進路決めが難航

私は高専生なので、1月とか2月とかいう時期は、編入試験への勉強する時期でした。本来ならもっと前に編入する大学をより具体的にしておくべきだったのですが、私が怠けていた半分、自分の進路がわからなかったが半分で、進路決めが難航していました。その結果その悩みが脳みその領域を覆っており、早く決めなければという焦りが私を追い詰めていたように感じます。

2. 仕事で対人トラブル

私は当時アルバイトとして、あるベンチャー企業のリモートプログラマーとしてお仕事をしていました。アルバイトの作業自体は自分のプログラミングの勉強になっていると感じていたので、問題はありませんでしたが。 そこで起った対人トラブルが私の精神にトドメの一撃を差してしまったんですよね。 その時私は、あるアプリの作成に携わっていて、私の下にある外国人プログラマKさんを置いて開発をしてました。Kさんはアプリ作成に慣れておらず、私が割と細かく指示を出して作業を進めている感じでした。 Kさんは日常会話のレベルで日本語が喋れる人で、コミュニケーションに置いては問題なさそうと思われていましたが、実際のところプログラムを一緒に作るには日常会話レベルの日本語では足りず、コミュニケーションのズレが発生してしまいました。 結果からいうと、Kにわかるように作業内容の指示を出すため多くの時間がかかり、むしろ作業内容書いている間に私がプログラムを書いた方が早いという事態になってました。(まあこれ自体はプログラム業界ではありがちなことで、初心者だから仕方ない点もありますが) そしてKとすれ違いだらけのコミュニケーションを取っているうちに私の心に心的ストレスがかかって行ってしまいました。

以上2つの要因で私は鬱の状態になりました。しかし、鬱の恐ろしいところは次のフェーズにあります。 鬱になると慢性ストレスの状態になり脳の活動が低下します。よって極端に作業効率が下がり、考え事も停滞し、基本的に何もうまく行きません。そうなってくると、より進路の悩みが増大し、仕事ができなくて申し訳ないというストレスも出てきてしまいます。 そう、一度鬱になると見事なストレスのハメコンボが発生するんですよね。ストレス→仕事がうまくできない→無理してやる→ストレス→仕事がさらにできない→ストレス→...。 往々にして鬱初心者は鬱になるとストレスの悪循環が発生します。悲しいかな、無駄に頑張るゆえにより状態が悪化して行きます。

最終的に私はほとんど何もできなくなりました。 仕事はもちろんほとんどやらなかったし、試験勉強も全然やりませんでしたし、冬休みからこつこつ始めていた英語の勉強も放り投げました。 やれたことといえば、youtube、ゲーム、オ○ニーぐらいですかね。

なんかwiifit始める奴

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wiifit
鬱で何もできなくなり、行くところまで行った私は、会社の先輩に号泣しながら話を聞いてもらうというイベントを通し人権を得ました。仕事で私の悩みのタネになっていたKさんは他のプロジェクトに異動になり、仕事量も減りました。 しかし悩みのタネが目の前から消えたところで、鬱の私がけろっとよくなるわけもなく、今後私は会社の先輩と雑談を重ねながら鬱に向かい合うことになって行きます。

はじめ、私は動画を結構見ていました。特にその頃、私は人気実況者シンさん の動画を見まくってました。www.nicovideo.jp シンさんの動画はただただ楽しそうにゲームをしている(一人で)動画で見ていてただただ楽しかったです。彼の動画を見ている間は憂鬱な現実から解放されリラックスできました。そんな風にシンさんのファンになっていた私だったのですが、シンさんはこの時期からなぜかwiifitで運動する生放送を始めました。その生放送がほんとうに楽しそうで、影響された私は健康になるべくwiifitを購入し運動をし始めました。

ご存知の方も多いと思いますが、運動は鬱に効きます。すでに多くの研究が行われ、有酸素運動が鬱に効くことは周知の事実です。その話について詳しく知りたい方は以下のリンクの本が無茶苦茶おすすめですので是非読んでみてくださいhttps://www.amazon.co.jp/dp/B00JDLBEFW/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1

私は昔から思いっきりインドア派でしたので、室内でゲーム感覚で運動できるwiifitは私にバチコリハマり、鬱を改善する第一歩となりました。 個人的にwiifitをやりながらアニメを見るのかなりオススメです。

やっぱり筋トレだよね

鬱になった人の末路は大きく分けて3つしかないと思います。

  1. 追い詰められて死ぬか
  2. 抗うつ剤を飲んで生きるか
  3. 筋トレをして筋肉質になるか

やっぱり筋トレですよね???筋トレ最高。 筋トレの良さがまだわかっていない人はこちらの本がオススメです。この本は勢いがあって無茶苦茶面白いです。何もかも勢いで乗り切っている感じが私はとても好き。 Amazon CAPTCHA

さて、自分語りに戻ります。筋トレを始めたきっかけは会社の先輩に勧められたからでした。会社の先輩はかつて私よりも深い鬱病にハマった経験をもつ人物で、私に親身に働きかけてくれました。感謝しかないです。

はじめのうちはモチベーションが足りなかったので、女の子たちと一緒に楽しくトレーニングができるという紳士向けアプリ利用して自重トレーニングを始めました

あにトレ!EX ~いっしょにやろうよ!~

あにトレ!EX ~いっしょにやろうよ!~

  • Imagineer Co.,Ltd.
  • ヘルスケア/フィットネス
  • ¥600
このアプリ、紳士には非常にいいのですが、肝心の筋トレカウント機能がガバかったりするので、そんなオススメはしません(笑)これやって筋トレしているところを親に見られると死にそうになるので気をつけてください(切実)

筋肉繊維と共に私は再生する

wiifitや筋トレを始めたばかりの頃は連日筋肉痛でかなりだるいし、結構大変だったのを覚えています。だがしかし、日々筋トレを重ねて筋肉の超回復のサイクルが進むに連れて、自分の身体の中にエネルギーが溜まっていくような実感を得ました。あれほど冷え切って空っぽなっていた心には何か別のものが詰め込まれ、自身が変化していることを感じました。

正直、鬱になる前に戻ったかと言われれば、全く戻っていない!何か別のものになってしまった!!!でもきっとこれはいい方向に生まれ変わっていると感じます。 一度鬱になった事で、鬱になりやすい奴になってしまったような気がする、、、でも問題はない。なぜなら筋トレをすればいずれ治るから。そんな風にポジティブな考えをできるようになりました。

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フレックスベル
今ではトレーニング用具も割と揃え毎日なんかしらの筋トレをしてます。絶望を消し希望を与えてくれた筋トレと自分自身に感謝します(脳筋思考)

と言うことで私の精神は筋肉繊維ともに再生し、脳筋プログラマを目指す私が爆誕しました。 完 f:id:mtk-thirty:20181214001323j:plain